『魂を磨き幸せに生きる-神社さまの参り方-』③

神門
心神の結界を象徴
『火の祓い』『水の祓い』に続いて、風の元素『風の祓い』でわずかの残った煩悩を祓い、清浄化します。
🐎- 気を天意の方向へ向けるための所作『風の祓い』 -
光、そして精神力やエネルギーの流れをコントロールします。すべてを一新し、新しい方向に変容する力を持ち、さらに新たな活力と自由さを与えてくれます。
風=神の息吹
すべてを動的に活性化する作用を持つ
風の元素が強化されると
困難な状況に置かれてた時でも、困難に巻き込まれることなく意識や視点を少し高く持って対処できたり、逆境を新たな視点から楽しむことができます。ネガティブな気持ちをポジティブに変容させる力が養われます。

狛犬
邪気を祓い、間から神様を守護する
阿・吽 一つの宇宙の始まりから終わりを示す
🐎- 真我に向かう・いくつかの準備が整ったかを問う門番 -
・生きとし生けるものへの慈悲が完全なものになっているか
・全ての生物を敬愛できているのか
全ての存在を無条件に愛する真の和の心を育てる道は、まず全ての生き物を愛することから始まります。狛犬はその道のりを見張っているのです。
心のひずみを生む「こうしなければならない」という心の制限・道を歩む上での足かせを解きましょう。
自分が肉体ではないことを理解して、
自分の枠を外し、人間という枠を外し、生物の枠をも外し、命の枠をも外します。
最後には自分には限界があるという有限の枠を外します。
これらの固定概念の枠を一つずつ理解して外すことで、意識が広がっていくことを感じるはずです。

鈴
自我を呼び起こす
瞑想が深くなった時に、エネルギー体が中心点から聴こえる霊音の象徴
心を清めて、自我へ到達する意思表示でもある。
🐎- 所作 -
お賽銭箱の真上にある鈴で、音祓いを行います。
鈴に繋がっている鈴緒(すずのお)を振るうことは、採取が大幣を使って人を祓い清める修祓の儀式と同じ意味が込められた、その簡略系です。
両手でしっかりと鈴緒を握り、心を込めて振りましょう。
神社では決まった唱え言葉はありませんが、このように唱えられることが多いようです。
「祓え給え、清め給え、神ながら守り給え、幸い給え」
(私の穢れを祓い、清めてください。神様の力でお守りください。幸せでありますように。)
次回は最終回、お賽銭・二拝二拍手一拝 です。


